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映画『劇場』あらすじや見どころ、感想まとめ

劇場

映画『劇場』はお笑い芸人又吉直樹の同名小説が原作です。

どんな作品になっているのか、あらすじや見どころ、感想をまとめてみました。

映画『劇場』について

2017年5月に発売された小説『劇場』を原作とした作品です。「恋愛というものの構造がほとんど理解できていない」と公言されている又吉が奮って挑戦したこの恋愛小説ですが、実は累計発行部数が50万部にも上り、恋愛純文学ジャンルでは異例とも言えるヒット作になったのです。物語は、東京で演劇の世界に身を削りながらもしがみ付いている青年とその彼を支えるために悩み苦しむ女性との切ない恋物語が描かれています。登場する人物たちの理想と現実にギャップに悩みながらも頑張る姿が、観客達の心を揺さぶる作品になっている。

映画『劇場』の見どころは

やはり出演している俳優陣に注目したいです。主人公永田役を山崎賢人、ヒロイン沙希役を松岡茉優が演じられるということで、周囲と協調できない不器用な主人公と必至で永田を支えようとするヒロインを若い二人がどのように魅せてくれるのか見どころと言えるでしょう。

また小説『火花』で芥川賞を受賞した又吉の恋愛観も見どころの一つではないでしょうか。実際ご本人も「恋愛小説と呼べるものになっているかすらもわかりません。」とコメントされていて、どのように映像化されているのか楽しみです。

個人的に気になるのは、監督と脚本が映画『ピンクとグレー』(15)と同じ行定勲と蓬莱竜太の組合わせだということです。特に劇団出身、蓬莱が加わることで、より一層リアルな空気感がつくられてるはずです。

映画『劇場』のあらすじ

高校からの友人と一緒に劇団「おろか」を立ち上げ、脚本と演出を担当している永田は、演劇の世界で成功することを目指している。しかし、前衛的な作風の為か、上演しても辛辣な意見が多く、上演を重ねても客足は伸びない。もちろん、劇団運営は上手くいかず、さらに他の劇団員との仲も悪くなり、言いようのない孤独を感じるようになった。

ある日、永田は自分と同じスニーカーを履いている沙希を街で見かけ、思わず声を掛けてしまう。突然の出来事に戸惑う沙希だが、永田のことを放っておけなくて一緒に喫茶店に入る。

こうして永田と沙希の恋が始まった。沙希は永田の才能を信じてくれ、彼を支えるようになる。孤独だった永田の心が、沙希の存在によって救われていく。永田は沙希に応えようと執筆活動を頑張るが、苦しい現実に苛立ち、理想とは違うことによる不安や怒りを沙希にぶつけるようになる。彼女を大切に思いつつも、ますます演劇に没頭していき、そうしていつしか二人の関係には、溝が生まれていた。

映画『劇場』の感想

東京下北沢を主な舞台にして営まれる、孤独な劇団作家と女子学生との不器用かつ美しい、切ない恋愛がうまく描写されていました。山崎賢人は、実は素でダメ人間なんじゃないのと思うほど役がはまってましたし、松岡茉優は見てるこっちが辛くなるほど最高な演技で、どちらも素晴らしかったです。小説の濃厚な世界観がしっかりと楽しめるいい作品でした。ラストシーンは

映画『劇場』のまとめ

原作小説を大事にした映画作りと、なんと言っても松岡茉優の真髄を見せつけられた気分です。単純に言えば、夢を追う青年と彼を支えようとする女性の切ない恋模様が描かれた作品ですが、しかし、原作を知らずに甘い恋愛映画として観に行くとそのテーマの重さに圧倒されてしまうのではないでしょうか。

Amazonプライムビデオが映画公開と同時に配信開始

映画『劇場』は2020年4月17日公開予定でしたが、新型コロナウイルスの影響で延期され、7月17日公開となりました。Amazonプライムビデオでの配信も同時公開されてますので、まだ映画館に行くのは…と不安な人も今すぐご覧いただけます。